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映画『佐藤さんと佐藤さん』情報解禁!
この度、弊社が製作を手掛ける映画『佐藤さんと佐藤さん』の情報が解禁されました!
2025年秋 全国ロードショー!
第32回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門でも上映された2020年公開の映画『ミセス・ノイズィ』でその人間の機微を絶妙に描き、 監督としての手腕が注目されている天野千尋の最新作『佐藤さんと佐藤さん』が岸井ゆきの、宮沢氷魚をW主演で迎え、“夫婦”をテーマにオリジナル作品として2025年秋に公開することが決定いたしました。
<あらすじ>
佐藤サチ(22)は、ダンス好きの活発なアウトドア派。佐藤タモツ(23)は、正義感の強い真面目なインドア派 。正反対な性格だがなぜか気が合い、程なくして付き合い同棲を始める。そして5年後。弁護士を夢見るタモツは、司法試験を受けるが不合格が続く。しかし諦めずまた挑戦したいというタモツを応援するサチ。 会社員として働いていたサチは、 一人孤独に頑張るタモツを助けようと、一緒に勉強をはじめる。 数年経ってもタモツは相変わらず不合格だった一方、サチが司法試験に受かってしまう・・・ 申し訳ない気持ちのサチと、プライドがズタズタのタモツ。そんな中、サチの妊娠が発覚!ふたりは結婚することになる。 産後すぐに、弁護士として働き出し忙しい毎日を過ごすサチに対し、 タモツは、塾講師のアルバイトをしながら家で息子の世話、その片手間に司法試験の勉強をしているので全く集中できずにいた。そんな生活の中、忙しいサチが息子の支度を忘れたり、家でのだらしない姿にタモツはイライラが募る。 育児に対する考え方も全く違うふたりは対立し、次第に絶妙に保たれていたはずのバランスが崩れ始め・・・・?
<コメント>
監督・脚本:天野千尋
本作で描かれる15年間で、ふたりの佐藤さんはゆっくりと変化していきます。子供から大人になり、社会に出て、それぞれの立場で役割を担っていく。ひとりは弁護士に、ひとりは主夫に。立場が違うと、眺める世界もちょっとずつズレてくる。そのうち相手の目にいったい何が映っているのかわからなくなる。理解できないと怒ったり、憎んだり、切り捨てたりする。佐藤さんに限らず、これは社会の中で生きる私たち誰もが経験することです。 「他者」をどう理解するか、どう折り合いをつけていくかを、私たちはずっと考え続けなければならないと思っています。
岸井ゆきの
どうして分かり合いたい人とこそすれ違い、分かち合いたいことも、ほんとは楽しいはずの会話も、余計なひと言や不要な思いやりによって手のひらからすり抜けていくのだろう。 私には夫婦の”普通”が分からないけど、家族というのはあまりにも普遍的で、それぞれがあまりにも特別なのだと思う。 佐藤さんと佐藤さんの激しくて楽しくて切なくて嬉しい数年間の記録が、どこかであなたの人生と重なりますように。 そして、見逃しそうな幸せをどうか見逃しませんように!
宮沢氷魚
初めて脚本を拝読した時からニ人の佐藤さんの関係がどこかシュールで、でもリアリティに満ち溢れていて引き込まれました。 岸井さんとは初めての共演でしたがとてもチャーミングな方で、撮影初日からお互い心を開いて、保と沙千をしっかりと演じられたと思います。 天野さんはとても柔軟な方で、スタッフや役者と意見を交換しながら撮影を進められたので、 共に作り上げた感覚がとても強いです。 夫婦であっても、苗字が同じでも、やはり他人同士。そんな二人の歩む人生をぜひご覧頂ければと思います。
<作品概要>
『佐藤さんと佐藤さん』
2025年秋 全国ロードショー
監督:天野千尋
脚本:熊谷まどか 天野千尋
出演:岸井ゆきの 宮沢氷魚 ほか
製作幹事:メ~テレ murmur ポニーキャニオン
制作プロダクション:ダブ
配給:ポニーキャニオン
©︎2025「佐藤さんと佐藤さん」製作委員会